小児期に矯正治療を行うメリットについてMERIT
乳歯矯正は、適切な時期を見定め、個性に合った方法を選ぶことで、より理想的な治療ができます。
乳歯矯正のメリット
- 矯正治療は個性に合わせて
- 千差万別なのが性格ですが、それと歯の質や生え方は同じくらい違います。
開始時期の年齢が低いほど選択肢も多く、お子さんの気持ち(個性に)寄り添った治療が可能です。
- 乳歯の頃、すでにリスクは始まります
- 乳幼児は生後6ヶ月ごろから下の前歯が生え始め、2歳ごろには乳歯がほぼ生えそろいます。
ここで、注意して頂きたいのは、生まれ持った骨格などの個性、指しゃぶり、うつ伏せ寝などで、良くない歯並びになる原因がこの時期にあることです。場合によっては不正咬合などの兆候もあります。生まれたばかりだからこそ、周囲の大人が気を配ってあげてください。
一般的に日本の医療は、悪くなったところを治すものです。
しかし、歯の健康は悪くなってからでは遅いものがほとんどです。
就学前の乳歯のうちに、正しい歯並びにすることが、人生の残り70年以上の健康な歯を作る事へのアプローチになるとしたら。少しオーバーなようですが、歯科矯正はそんな可能性を秘めた、健康管理医療でもあります。
- 歯並びや咬み合せを理想的なゴールへ近づけることができます
- もっとも骨の成長が著しいのは乳幼児期です。
この時期に矯正治療を行なえば、支えるあごの骨からスムーズに矯正できるのです。段階的に矯正を行なえば、単純な装置で、お子さんにも負担がかからない治療をすることができ、そして顔と歯のバランスを理想的なものにすることができます。それが結果として見た目にも噛み合わせ好ましい状態なのです。
顎の成長はある時期で止まってしまいます。
10歳を超えてからだとできないことが急に増え、選択肢がせまくなってしまいます。その前にぜひ相談だけでもしにいらしてください。
全てのお子さんに矯正をすすめるのではなく、もっと時期を遅らせた方がいいのか、もしくは矯正をする必要がないのか、専門家からこういったアドバイスをすることが相談の目的です。
- 「今」を見出すために、お子さんの歯を一緒に見守りましょう
- 皆さんの多くの注目点は「いつが開始時でしょうか?」ではないでしょうか。
残念ですが「○歳ごろに」と、自信を持って言うことが、矯正歯科では難しいと感じています。なぜなら、お子さんはそれぞれに個性があるからです。
生まれ持った歯の質も、あごの大きさも、成長の様子もすべて違います。だからこそ、一緒に見守っていきたいのです。
最初は、歯ブラシをオモチャに見立てるところからで構いません。
歯科医が怖いところではなく、何かしら面白そうな場所として、感じてもらうところからスタートしたいと考えています。デリケートな人の体の中で、歯並びはよりデリケートで大切なものです。矯正に最適なタイミングを見出すために、一緒に「歯ブラシの持ち方」から始めましょう。