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  • 2021/02/16
  • 院長コラム
あなたのお子さんはどの症状? 悪い歯並びの種類
ひとことで「悪い歯並び」といっても、その種類や症状はさまざまです。お子様の歯並びがどのような症状に該当するかを知っておくことも大切です。
出っ歯→上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の歯の傾斜や遺伝的要素などが原因で、上の前歯または歯列全体が前に出ている状態です。
小さいころからの指しゃぶり、口呼吸、頬杖などの習慣や癖によって、上の歯が正常な状態よりも前に出てしまったり、上あごと下あごのバランスが取れずに上の歯が下の歯よりも前に出てしまったりしている症状です。
治療例:ワイヤー型装置を用いて歯を所定の位置に戻す歯列矯正を行います。
すきっ歯→空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の隙間が空いている状態です。
あごと歯の大きさが合っていない、歯が小さい、歯の本数が足りていないなどの原因があり、発音が上手くできない、食べ物が挟まりやすく虫歯になりやすいなどのリスクがあります。
治療例:プレート型装置やブラケット装置を用いて歯の隙間を整えていくことで矯正します。
受け口→下顎前突(かがくぜんとつ)
下の歯が上の歯より前に出ている状態です。
遺伝性の要因や成長過程での歪みなどが原因で、頬杖や片方で噛む癖などが原因で後天的になる場合もあります。
治療例:3~4才ごろに治療を始めます。ムーシールドというマウスピース型の装置を寝ている間に装着することで矯正可能です。
でこぼこ→叢生(そうせい)
あごが小さいことや歯が大きいことが原因で歯がガタガタに重なって生えている状態です。
永久歯は通常、乳歯に比べ1.5~2倍ほどの大きさがあるため、生え変わるときに十分なスペースがないために生える場所がズレることでおこります。
治療例:プレートなどの装置を用いてあごを拡大し、歯が並ぶようにスペースを作ります。
歯が閉じない→開咬(かいこう)
奥歯を噛み合わせた時に上下の歯がかみ合わず閉じない状態です。
指しゃぶりや舌を前に突き出すような癖、歯の間に舌を挟む癖などが原因で起こります。
治療例:装置の装着とともに舌のトレーニングをおこない、あごの成長を促す治療を行います。
噛み合わせが深い→過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯を深く覆い下の歯があまり見えない状態です。
後天的な奥歯の欠損や噛み合わせる力が強い、顔の骨格の不調和などが原因として起こります。
治療例:機能的顎矯正装置を用いて、下あごの成長を促進させて上下のあごのバランスを改善させて治療します。
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